「お勧め」と「押しつけ」の違い?

 今日、切手を買いにいった時のことです。
 センターをご利用頂いた方へアンケートのお願いをお送りするための切手を購入しに行ったのですが、窓口の方から「シールになっている切手はいかがですか?便利ですよ」と勧められ、絵柄を見せてもらうと全部キャラクターもの。
 う〜ん・・確かにシールタイプの切手は便利だけれど、さすがにキャラクターものは・・。
 「仕事で使うので、普通のタイプのほうでいいです」とこちらが言うと、「お仕事でもこちらを使われる方が多いですよ」と、引き下がっていただけない。
 仕事もいろいろあるわけで、仕事で使う切手でもキャラクターのものが喜ばれることもあるでしょう。ただ、やはりご葬儀を終えたばかりの方へ送る郵便物です。風景やお花の絵の切手ならそれを選んでいたかもしれませんが、やはり無難なものの方がいいと思うのですが、この場で葬儀という言葉を使わないと納得していただけない?
 きっと、記念切手やデザイン切手を買ってもらう方が都合がいいのでしょう。
 『協力出来なくてすみませんが・・』という気持ちにさせられたのが少し残念でしたが、無事に普通の切手を買って帰ってきました。

 良かれと思って勧めてくださることはとてもありがたいと思いますが、少しでも度が過ぎると押しつけになり、しかも、それが勧める側の利益にしかならないことならなおさらいい気持ちにはなれないのでは・・。

 ご葬儀では、ご喪家の方が選ばなくてはならないものがたくさんあります。
 担当者が「少し高くなりますがこちらはいかがですか?」などと勧めてくるものもあるかもしれません。
 それは担当者がご遺族や故人様のことを想って勧めてくれているのか、ただ、高いものや不要なものを自分の利益のために勧めているのかを見極めるのはとても難しいかもしれませんが、担当者との信頼関係が出来ていれば、不要なものは不要と言えるし、ご喪家のことを一番に考えてくれる担当者ならそれ以上に勧めてくることは無いでしょう。

 先日、ご葬儀を終えたばかりのご依頼者の方から、「●●さん(担当者)には一つ一つ細かい要望を聞いていただき、思う通りの葬儀ができて母(喪主様)が大変喜んでいました。●●社を紹介していただいて、本当にありがたかったです」と、葬儀後のお忙しい中、わざわざお電話をいただきました。
 事前相談でご紹介した担当者と、直接面談等をしていただき、担当者の人となりを見ていただいた上でお選び頂いた葬儀社でした。
 
 多くの人が、ご葬儀準備の短い時間でも、ご依頼者との信頼関係が築ける担当者と出逢っていただけるよう、これからも益々活動に力を入れていこうと思います。