年末年始の混雑・・・

 毎年、年末年始は斎場や火葬場がとても混雑し、地域によっては10日くらい待たなければ葬儀ができない状況にあるところもあるようです。
 特に公営の斎場は利用希望者が多く、年間を通して混雑している状況ですが、年明けは年始のお休みもからんでくることから、通常以上に混雑が激しく、ご喪家の日程の調整も難しくなることも多いようです。
 1月ももう半ば、そろそろ緩和してくる頃かと思うのですが、一部の地域では引き続き混雑が続いており、現在でも一週間以上お待ちいただいている方がいらっしゃるそうです。

 葬儀の日程までの待機日数が長くなると、それに伴い、安置料(安置所をご利用の場合)やご遺体保全のためのドライアイスの使用料などが日数分かかってしまいます。
 せっかく近隣にリーズナブルに使用できる斎場があっても、日程次第では少し離れた火葬場を使用した方が費用を抑えられる場合も出てくることから、少し遠くても早く葬儀ができる所を選ぶ方もいらっしゃるそうです。

 先日、神奈川県の葬儀社の担当者から伺った話しでは、ご喪家の希望日程では市内の火葬場を利用することができず、東京の火葬場まで行ってきたとのこと。
 
 人の死は時も場所も選べません。
 こればかりは予測をつけることができないことだけに、葬儀を出すご家族にとっては大変な悩みになってしまう事もあるかと思いますが、どこを一番に優先したいかという所だけでも決めておくとよいのかもしれません。