お身内中心のご葬儀で、おせっかいおばさんの本領を発揮する担当者。

ご葬儀の相談をお受けして、具体的なお話をお聞きしているうちに、これにはぜひあの方をご紹介したい、と賛同社の女性担当者のお顔が浮かんでくることが度々ございます。
なぜ女性担当者なのか・・・。

多様化した都会でご相談相手もなかなか見当たらない現状の中、常に生活者の皮膚感覚で行動し、時に応じて臨機応変に対応できる肝っ玉母さん的存在の担当者は貴重で、時としてご喪家の方々とって救世主的存在にもなりうるのではとも思われます。

特に女性担当者の活躍は少人数のご葬儀で発揮され、段取りや規則以上に、永年家庭を切り盛りしてきた女性ならではの目線が生きてくるようです。
急なご葬儀で、何からどのように始めたらよいか、気が動転しているご喪家にとっては、普段少々おせっかいに思える位の事でも、それがかえって潤滑油になる場合もございます。

また、時には「ご葬儀の折はひたすらご遺族の方々のそばに立ってあげるだけ」とおっしゃる熟年の担当者もいらっしゃいます。
「目の前におばさんがうろうろしているから、わからないことはおばさんに聞けばよい」と皆さんが気軽にものを言いやすいようにうろついておられるとのこと。

その女性担当者が、生後数か月の赤ちゃんのご葬儀を担当した時は「孫を亡くしたお姑さんの立場になって、プロの気持ちも揺らぐこともあるが、それはそれでいいのでは・・・」とまでおっしゃっていました。
ご葬儀の読経が始まると「ずっと抱いていたい」と柩の中の赤ちゃんを抱きよせたお母様に、「ご自宅でご家族だけのご葬儀ですからいいですよ」と進言し、若いお母様は読経の間中,我が子を抱きしめていらっしゃったとの由。
後程、ご喪家から感謝のお手紙を頂いたのは言うまでもありません。

たとえご葬儀中でもここでこうした方が良いと思えば、生活者の目線で、黙ってでも行動してしまうのも肝っ玉母さんの特徴です。
ご葬儀はやり直しがききません。御1人お一人ご納得のいくおみおくり方を提案したいものです。

ご葬儀関係のホームページをご覧になり、価格の比較だけにこだわっていらっしゃるご相談者が増えてまいりましたが、こんなおばさん担当者の存在もお話しできればと存じます。