葬儀社の担当者の第1の仕事はまずご喪家の不安を無くしてあげることから始まるといわれます。
簡単なようで、難しい問題です。
予期しなかった出来事に、お一人お1人の悲しみの度合いも千差万別です。先のことは考えることすら余裕の無い状態で、そのまま通夜、葬儀、告別式を迎えてしまいます。
あるベテランの担当者は限られたごく短期間にご喪家の不安をなくす方法として、説明をしっかりやることに力を注いでいるといいます。
「説明と準備さえしてしまえば葬儀の7割がたは終った」とも言われます。
その説明の中で一番よくないのは「~のつもり」。
状況が状況ですので、通常の時のように機転が利きません。言ったつもり、やったつもり、済ませたつもり、と。
そのためには、「なにしろメモをしてください」と申し上げるそうです。
連絡を忘れたり、言ったつもりが言ってなかったりとゴタゴタの原因を避けるためにもメモ魔に変身が重要です。