葬儀社の人手は多ければ多いほうが良いと思われてしまいがちですが、そうとばかりは言い切れないようです。
ある担当者はむしろご遺族の方にも手伝って頂きますとまで断言します。「もうお会いできるのは最後だから、触ることができるのは最後ですから。病院のベットからご遺体を下げ、車に乗せるなど此処で手伝わなかったら永遠に触ることはありません。世話をかけさせた方が後々記憶に残るのではないでしょうか。我々担当者はそれをサポートする位でよいと思います」との由。ベテランらしい気遣いも見せます。
又、少人数の葬儀にスタッフばかりが目につくのも目障りになるので、その規模に合った人員で、適材適所必要なポジションにいれば良いとのことです。
担当者が異口同音にいうことは1回しかできないので後々後悔することのない式をお手伝いしたい。その為には葬儀の日を日程最優先でない限り、少し空けるようにします。中、1~2日はあえて置く。但し5~6日までに終るようにします。病院からのご遺体の搬送が終った後、ご遺族も疲れきっていますのでその日はまずお休み頂き、翌日少し落着きを取り戻し、冷静な判断ができるようになった段階で打合せに入りますとのことです。慌てないことが第1です。