葬儀の準備と段取り

 葬儀を前に、以後にやらなければならいと思う葬儀の段取りや手配のことを考えただけで不安になるかもしれません。

 しかしながら、現状の葬儀においては、葬儀社の担当者が斎場選びからご喪家がしなければならないことまで適切にアドバイスしてくれますので、葬儀の流れや葬儀の段取りについて把握したり心配する必要はありません。

 裏をかえせば、ご相談者にとって「よい葬儀」にすることができるかどうかは葬儀社選びにかかっているといっても過言ではありません。

 問題はどうすれば、よい葬儀社選びができるかです。

 「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉があります。適切な葬儀社を選び、よい葬儀にためにもこの考え方が参考になると思っています。

 彼 ⇒ それぞれの葬儀社の特徴
 己 ⇒ どのような葬儀にするのか、したいのか

 おおかたの葬儀社(彼)は、「家族葬から社葬まで何でも施行できます」や「どのような宗教宗派にも対応できます」、「一都三県ならどこででも施行できます」、「低価格でサービスの質は最高」「具体的な葬儀の準備より前の段階での抽象的な事前相談でも快く相談に応じます」などとPRしますが、価格・場所・サービスに照らし合わせて、やはり一長一短があります。

 たとえば、「駅前に立派な斎場を持っているが、価格は安くない、スタッフの対応は機械的」などです。

 一方、どのような葬儀(己)とは、たとえば、「会葬者が300人ぐらい予想されるので、交通の便がよくて、駐車場があり、設備がととのっている斎場で、地域の習俗もきっちり踏まえた仏式」などです。

 それぞれの葬儀社の特徴・得意分野をよく見極め把握し(彼を知り)、どのような葬儀にしたいのかを整理できれば(己を知れば)、よい葬儀になります(百戦殆うからず)。

 ●葬儀の準備
  ↑↑↑ 当センターのホームページにおいて、葬儀社の特徴(彼)と、どのような葬儀(己)の具体的な実例について取り上げています。
 ●葬儀の流れと段取り では、一般的な葬儀の流れと段取りについて説明しています。