電話帳広告予算、削減傾向です。

 つい先日も、都内の葬儀社さんが、いつ雪が降っても大丈夫なようにスタッドレスタイヤにしてますが、今年はその出番はくるんでしょうかね〜 と話していたばかりでした。その出番が今日になったわけですが、ともあれ、準備しておけば、その時になってバタバタしなくてもすみます。

 さておき、最近、バタバタした人に会ったといえば、NTT電話帳広告の営業の人です。他社はどうなのか調べてないのでわかりませんが、毎年、担当者が変わって営業に来ます。今年は、50過ぎの年配の男性の人だったのですが、聞けば、当センターが初営業だというではありませんか! これまで財務畑でやってきたが、営業に回されたということです・・・・・。

 インターネットが普及する前の、電話帳広告はまさに黄金期だったと思います。葬祭業も大広告主業界として黄金期を支えました。今から見れば、電話帳広告ぐらいの情報量で何百万円もする葬儀を依頼するものか、と思えるのですが、情報がなければ、そうならざるをえず、媒体効果は絶大で、1ページ何百万円もする広告代を出すところが多数あったわけです。かくいう、当センターの「あさがお」の名前も電話帳広告を意識して付けました。(広告予算がないので、大きい広告はだしていませんでしたが)

 当センターでも、一番、電話帳広告に予算を使っていたころの、今は20分の1ぐらいになっています。出し続ける意味があるのか、厳密に計測しているわけではないので、わかりませんが、電話帳広告が必要とされる状況も、もしかするとあるかもしれないので、いくつかのエリアには出し続けています。なにより、電話帳広告がどのような方向に進んでいこうとしているのか、現場の担当者から雰囲気を感じたいです。
 この10年ぐらいの間、電話帳広告の変遷をみてきましたが、時代は変わるとつくづく思います。会社自体も、営業所の統廃合や、首都圏8社あったものが1社に統合されたりしています。
 電話帳の内容自体も、エリアの再編も頻繁に行っていて、区分けがどんどん細かくなってきたり、さまざまな情報も取り入れる流れにもなってきています。行政の情報、防災情報、生活の情報などを取り入れ、電話番号と広告から脱却を図ろうとする方向も見えてきます。

 どんな事業もそうでしょうが、社会の変化に対応できなければ消えていくだけです。われわれのやっていることも同じで、ますますこの意識が強くなってきています。