ご葬儀後のご相談もお願いします。

 久しぶりに青空と真夏の暑さが戻ってきましたが、風はすでに秋色です。
 暦の上では、早くも来週末には、暑さ寒さも彼岸までの秋分の日が控えています。

 秋分と言えば、ご紹介した担当者とのご相談の中で、最近特に、ご葬儀以後のことも含めてのご相談をされる方が、増えてきているようです。

 核家族化が呼ばれて久しい中、周りにご相談される方が中々見当たらないとのことで、ご葬儀のプロの方に、ついでと言っては語弊がありますが、ご葬儀を済ませた後のことも、この際伺っておかなければ、とのお気持を強く持たれる方もいらっしゃいます。

 先日もご相談者のお父様のご葬儀を執り行った担当者から、ご葬儀後のご報告を頂きました。

 ご相談者のお母様から、ご葬儀後毎日のようにお電話で、お位牌のこと、49日のこと、新盆のこと等多岐にわたるご相談を頂いて、頼りにされ、こちらも大いに勉強になりました、と担当者の労を厭わぬ対応ぶりを伺い、ご相談者もさぞかしほっとされたことではと安堵致しました。
 
 昨今ではご自宅以外でのご葬儀が通例化され、7日目に執り行われる初七日法要も告別式に繰り上げ初七日として繰り込まれ、49日を機にお返しをする香典返しも、即日返しでご葬儀当日済ませることが多くなり、本来の意味合いからは少しずれを生じても、いつの間にか忙しい現実生活に組み込まれてしまっているのが現状です。
 
 ご葬儀後にお待ちしている菩提寺での49日の法要では、当日ご遺族ご親族を中心とした方々にお集まりいただき、法要、お位牌の開眼供養、お墓での納骨法要、開眼供養の後、ご自宅にお戻りになり、法要とお仏壇の開眼法要という段取りになります。
 
 一般的に49日の法要でのお布施代はまちまちの様ですが、あるベテランの担当者に伺うとご葬儀の際のお布施代の一割を目安に、プラスアルファされるとよいとの事。関東地方の場合は1割を下らないようにと言われているとの由。
 開眼法要で白木のお位牌から魂を抜き、塗りのお位牌に魂を入れたうえでの読経代となります。
 但し、地方に帰って埋葬の場合は、この限りではありませんので、ご注意ください。
 地域によっては昔からの風習が残っているところもありますので、地元のご親戚の方に伺うのが1番とは言うまでもありません。

 私事で恐縮ですが、当方も来月は父の17回忌が待っております。