家族葬にしてみましたが・・・・

 家族葬はここ十数年くらいの間に広まった葬儀のかたちですが、ご相談や実際の葬儀の状況から、今ではそれが主流になってきていると感じますし、これから葬儀を考える方でも、多くの方が家族葬をとお考えになっていることと思います。

 家族葬のメリットは、多くの会葬者への対応などの慌ただしさがなく、ゆっくりとお別れができることや、費用面でも大きな斎場を使わずに済むのでコストが抑えられるという事などがあると思います。

 ご対象の方がご高齢で、お仕事関連でお付き合いしていた方やご友人も皆さま高齢になっていて参列できない状況であったり、地元から離れて子供達が暮らす地域で介護していたりなどの場合にはとても合う葬儀のやり方かと思います。

 先日、6名の同年代の友人と会う機会がありました。
 その中には、すでにご両親の葬儀を出した人や、数年前にご主人に先立たれた人もいます。

 ちょうどお彼岸を過ぎた土曜日の夕方だったので、日中に遅れてお墓参りに行ってきた、という友人がいて、そこから少し葬儀の話しに。

 何年か前、お父様を亡くされ、お母様の希望で家族葬というかたちで葬儀を執り行ったそうです。
 葬儀は無事におわり、確かにその時はゆっくり見送ることができたそうですが、葬儀の後、それはそれは大変だったと。
 
 お父様は交友が広く、また、仕事の現役は引退されていましたがもともと面倒見がよく、頼る後輩たちも大勢いた方だったそうで、ご葬儀の後、ご自宅には毎日お線香をあげたいという方が訪れ、また、元勤めていた会社に、お香典返しをもってご挨拶に行ったりと、その後の対応に追われ、毎日毎日本当に大変な思いをしたと言っていました。
 また、「最期のお別れをしたかった、参列できなかったことが残念でならない」と、何人もの方に言われ、友人は怒られてしまった感覚になったそうです。
 「お父さんも皆にお別れに来て欲しかったかも」という後悔が残ったと言っていました。

 家族葬を考えている方の中にも、このような方がいらっしゃるかもしれません。
 もし、そうであった場合には、皆様にも最期のお別れが出来る機会を作ることもご検討していただければと思います。

 そして、その友人、話しの最後に「しかも家族葬だから安く出来ると思ったのに全然安くなかった!」と言っていました。