その社が選ばれなかった理由

 なぜ、その社に依頼したのかの理由を聞くことは大事です。本当のところを聞き出せれば、自社の強みを再確認するためにも役立ちます。

 ただ、形式的な聞き方だけでは、本当のところはなかなか語ってもらえないかもしれません。自分なりの仮説をもって、検証するぐらいの意識で臨みたいものです(なかなか難しいですが)。

 先日、当センターの紹介社で施行した人から、紹介社を選んだ理由と、他社でも直接話をしていて、そこが選ばれなかった理由を聞く機会がありました。
 面白かったのは選ばれなかった理由で、まとめると次のようなものでした。

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 〇〇さん(選ばれなかった社)は、とにかく低姿勢で言葉遣いは丁寧なのですが、節々に自社の既定の葬儀の流れで進めさせようとする面が見られあまり柔軟には対応していただけない印象を受けました。
 打ち合わせに喫茶室を利用したのですが、会計時の店員さんへの態度が高圧的で、もしかすると、自分たちも同じような対応をされるかもしれない、という不安も感じました。
 お話を伺った限りでは、ベテランの葬儀社であることは理解できたのですが、やはり、人柄を重視したいと思いましたので、〇〇さんにはお願いできない、という判断をしました。
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 ただでさえ、葬儀社は取引業者に対して高圧的な態度をとることに慣れてしまっている感もあります(どの業界も仕事を発注する側は多かれ少なかれそうでしょうが)。人にどう接するのかの態度は、長年にわたって積み重なってきたものなので、すぐに変えられるものではありませんが、お互い気をつけたいとこころです。