お身内だけで見送る家族葬が都市部を中心に増え続けているようです。
しかし、突然の不幸にご喪家の方々は何処から手をつけてよいのか途方に暮れるばかりです。
そんな中で、ご喪家の要望を伺い、限られた時間の中テキパキと指示を出し、無事葬儀を終了させるのは葬儀社の担当者の腕一本に掛かっているといっても過言ではありません。
特に少人数の場合は1人の担当者が最初から最後まで面倒をみることが大切です。
式次第は途中でも引き継ぐことはできますが、ご喪家の微妙な気持の流れを汲み取ったり突発的な事柄を即座に判断し相手を説得させることは、信頼関係なくしてはできません。
安心して任せられると思わせることが重要です。
ご喪家の身になって最後まで見取り、一期一会を大切にする担当者であることが必須です。
こんな事例がありました。
依頼者からは親族だけ30名程で、無宗教の1日だけの葬儀にしたいとのご相談。
最初の概算見積りでは通常の火葬場での待ち時間内のお食事会でしたが、葬儀社の担当者は1日だけ、しかも久しぶりの親族の集まりなので、1時間弱の慌しい時間ではなく、火葬終了後、別な所に席を設けゆっくりやられることを提案し、特にご親族から大変喜ばれたとのことでした。