4ヶ月間の往復メール

 A氏からの事前相談をお受けして4ヶ月になりました。
 昨日、葬儀社の担当者から「これから長野に迎えに行きます」と連絡が入りました。

 お医者さんから奥様の容態が思わしくなく、覚悟の程を知らされたが、そのときに如何すればいいか分からないことばかりでと、ご連絡を頂いたのは昨年師走の声を聞く頃でした。
 
 自宅は神奈川県ですが入院先の病院は長野県。万が一の時は1度ご自宅に帰り、家族、親族、友人のみの家族葬で送りたいとのご希望でした。
  依頼者の最初の質問は搬送代は幾ら位を想定すべきかということでした。
 通常、業者に依頼すると距離から考えて10万円~15万円位だそうですが、見積りをお願いした葬儀社では自社の寝台車を半額以下でお出ししますとのことでした。ご要望等をお聞きして概算の見積りを取った後、依頼者との往復メールが始まりました。
 見積りは家族葬コース2種類をお見せしたのですが、そのコースの違いやお布施の金額に関すること、会葬者が増えた場合の金額の変化などの質問から始まりました。
 年が空け、次に心配なさったのは、お布施の俗名の意味、搬送用の車のこと、どのくらいで病院に迎えに来てもらえるか、納棺の時機等でした。
 その後、祭壇の写真やパンフレットを長野のお宅にお送りし、検討して頂きました。
 1ヶ月半ほどはご連絡が無く、便りの無いのはいい知らせとばかり思っていたのですが 葬儀社の担当者にはその間も何度か連絡が入、その都度持ち直しをされたようです。
 4月に入り、斎場での宿泊、お香典のことなどを心配なさっていた矢先、ついに帰らぬ人になってしまいました。依頼者のお気持の変化が質問を通して色々伺え、胸の詰まる思いです。合掌。