出張先、旅行先で不幸にして不慮の死を遂げられた方のご遺族は取る物も取りあえず現地入りをし、悲しむ間も無くご遺体の処置を決める必要に急き立てられます。
現地で荼毘に付して、お骨で持って帰り地元で本葬する場合と、ご遺体を直接地元まで搬送する場合があります。
「一先ず自宅に帰り、ゆっくりさせたい」という場合、地元までの搬送手段は陸送か空輸になります。
陸送の場合は、ご遺体をそのままでも棺に入れた状態でもよく、時間をかまわず準備が整えば何時でも現地を出発できます。
一方の空輸の場合は、棺に入れた状態でなければならず、飛行時間外は翌日まわしになります。航空会社に頼む時は到着した空港に迎えに来てくれる葬儀社が決まっている必要があります。ご遺体は貨物扱いになるので貨物便がある飛行機に限られてしまったりと意外に時間が掛かるようです。
但し、金額面では寝台車は距離で決まりますが、空輸の場合は現地の飛行場までの搬送代+航空運賃+飛行場から安置所までの搬送代になり、大阪~東京間を例にとると場所にもよりますがおおよそ陸送で30万円、空輸で10万円とかなりの差があるようです。