家族葬は自宅から離れた斎場の方がよい。

 先日お伺いした斎場は東京下町にあるビルの1,2階だけを使用し、表からはレストランと間違えそうな創りの式場でした。
 総勢30名様位までの家族葬用として、ご家族を中心に親しい方のみでお見送りしたい向きにはピッタリの雰囲気でした。
 というのも、経営者の方は長年ご葬儀にかかわった仕事をされ、傍から数多くのご葬儀場面を見てきた経験から、家族葬だったらこうしてあげたいとの思いが膨らんでご自宅を改造されたとのことです。
 1階が白を基調にした式場、2階はリビングと和室の家庭の雰囲気そのままからなり
こちらが控室とお食事室に使用されます。
 会葬者の中には2階の居心地の良さに朝早くから、夜の9時頃までいらっしゃった方もおいでとのことです。
 依頼者は地元の方以上に遠方の方が多いのが目立つようです。
 千葉方面から世田谷区、千代田区と広範囲に渡っていました。
 家族葬の場合内密にしても、自宅にご安置したり町内の葬儀社さんにおまかせしたことでご近所に洩れてしまい、意に反したご葬儀になってしまったり、挙げ句ご近所との関係もギクシャクしてしまうことが多いと伺います。
 近親の方々が集まれる場所でしたら地元にこだわる必要はないかもしれません。

 式場の担当者も全てをゆっくりゆっくり運び、暖かい家族葬の本来の良さを出すことをこころがけていますとのこと。
 家族葬の式場選びはより重要になってくるようです。