斎場は清潔が第1。そのためには女性の細やかな気配りが不可欠です。

 以前、当センターからご葬儀の依頼者にお願いしたアンケートの中で、10点満点のうち8点とつけた方がいらっしゃいました。
 葬儀社の方には親身になってやっていただき大変感謝しているが、-2点は斎場の親族控室の掃除が行き届いていなかったことによるそうです。部屋の四隅の埃が気になってしまわれたようです。
 神経がナーバスになっていると普段以上に物事が気になるものです。
 お掃除に関しては女性の出番です。
 葬儀社のベテラン女性担当者にある斎場の使い勝手の程を伺うと、開口一番「管理人さんのお掃除が行き届いていて、特にゴミ箱、トイレ、台所がきれいなことです」とのことでした。
 別な斎場でも女性の担当者は「うちの特色は強いて言えばお掃除が隅々まで行き渡っているところでしょうか」と掃除機の手を休めることなく話していました。
 いずれの斎場も建物は古いが、内部は清潔で落ち着きがあり、どこかホットする雰囲気が共通していたように思われました。

 年明けのご葬儀に立ち会った式場の女性担当者は「お掃除を徹底して皆様に喜んでもらえるよう心がけています」ときっぱり。
 式場が建てられた当初は靴のまま上がっていましたが汚れが激しいのでスリッパに履き替えるように変更。
 200足以上のスリッパを清潔に保つのは大変だが人任せにはできなく、常に気を配っているとのことです。
 また、玄関前の花壇も花を絶やさないように気をつけているので、何時来ても綺麗と評判だそうです。
 
 家族葬用の斎場の担当者はトイレにこだわり、トイレには女性の生理用品とストッキングを用意しているとのことでした。突発的に起こりえるアクシデントに対処する女性ならではの気の配り方が会葬者の心を捉えるようです。