「ホネになったらどこへ行こうか」(内藤理恵子著、ゆいぽおと、1200円+税)という本を読みました。
著者は、1979年生まれで現在、宗教学を研究している人です。本書執筆の一つ目の理由が「少子化、都市化によって、葬儀、お墓の形態が大きく変わりつつある」で誰しもがわかりやすい理由ですが、興味深いのは2番目の理由で「現代日本には「なんとなく死にたい病」が蔓延しているから」だそうです。それを打破するために、「自分がホネになったときのことを考えてほしい」と。
何はともあれ、ホネと納骨方法という話にとどまらず、ホネと宗教、ホネとスピリチュアル、ホネと魂など、ホネにまつわる様々な話題が取り上げられていて、読み物として面白いエッセーです。