ひかり会館での葬儀

 先日、会葬者80余名の一般葬の葬儀・告別式に立ち会いました。依頼者は浦和斎場か自宅近くのひかり会館をご希望でしたが、こちらがすぐ予約できましたので決めました。最初の見積りの段階では会葬者40~50名位とおっしゃっていましたが葬儀社の担当者がご自宅に伺った頃には80名位と訂正されました。ところが途中から故人の会社の方が表に出てきて、200名以上になりそうということになり、ごく普通にしたいご喪家は少々困惑気味のようでした。会社側としては故人が元役人の方で民間会社役員という肩書きから供花を並べる順番にかなりこだわりがあったようです。通夜当日、手伝いの方が会社から20名と故人の友人10名程いらしたのですが、会社の方が殆ど取り仕切ってしまわれたようです。

 ご住職の意向で読経の途中に弔電を読むことになり式次第の順序も少し変わりました。この為、20分以上過ぎてからご焼香が始まり、40分後位から初七日の法要が始まって最後のお別れ花の時はすでに出棺時間の12時を過ぎてしまいました。この為、お別れ花の時間が慌しくなってしまい、もう少し時間を取って差し上げたかったと葬儀社の担当者は残念がっていました。

 白木祭壇上には規定で花が置けないので、外の出入り口両脇、看板下等に飾ったり、また、柩の前に生花を1列つけて華やかさを出したのですが、こちらは周りの備え付けのものが少し古いので目線を生花に持っていく役目もあるとのことでした。

 当日、供花が沢山出ましたが式場両脇まではみ出さないようにした為少々窮屈な感じになり、せっかくの花が生かしきれないはめになってしまいました。

 待合室での通夜のお清めは立食なのでエレベター脇のロビーの方にもテーブルを出し、大人数にも対応出来るようにしました。ご親族用には式場後方にテーブルを出し、こちらも立食で済ませることができました。一般会葬者がお帰りになった待合室は直ちに会社の手伝いの方の手でイス席にセッティングされ、お清めをなさったようです。男性が多かった関係からか、樽酒が多くでたそうです。葬儀社の担当者は「お料理の評判が良く、余った分は折り詰めにしてお持ち帰りいただいたり、ご喪家の方たちはお食事をなさらないのでお渡ししています。特に女性の会葬者は家に家族の者を留守番させて来ているので折り詰めにして差し上げると気持としても喜ばれるようです」と語っていました。

 火葬は大宮聖苑にておこなわれ、火葬場には1時過ぎになるので、精進落し(お食事会)は大宮聖苑の待合室で済ませることになり、残ってお手伝いいただいた会社の方には会館待合室にてお弁当をお出ししました。

 ※ひかり会館の斎場案内は、ひかり会館のページになります。