深夜、ご臨終後、病院から何時に引き取ってもらえるか尋ねられても慌てる必要無し。

 真夜中、ご臨終後、お身内の方々がパニック状態になっている中、病院側からご遺体の引き取りは何時になるか葬儀社に問い合わせて欲しい旨、問われることがあります。
 病院にはその病院付きの葬儀社の方がいて頼べばすぐに手配をしてくれますが、ご喪家のご要望に添った葬儀を施行してくれるとは限りません。
 時が時だけに、急な申し出にうろたえてしまいがちですが、ここは一つ深呼吸をして心を落ち着けてみましょう。
 病院側から問われると直ちに出なくてはいけないのかと思い込んで焦ってしまう。落ち着いて話を聞けば半日ぐらいは殆どが大丈夫。
 先日深夜、電話でお受けしたのも「病院から昼頃まで預かれるが、何時に引き取ってもらえるか葬儀社の方に聞いてみて欲しいと言われた」とのことでした。
 お話を伺い、最適と思われる地域の賛同社をただちに手配して、依頼者には担当者と直接話し合っていただき、共々朝10時に病院にうかがい、ご自宅に搬送する運びになりました。
 
 また、病院側からなるべく早く引き取って欲しいと言われましたら、どのくらい待ってもらえるか伺い、逆に斎場が開かないので朝まで置いてもらえないか聞いてみる方法もあります。
大方、病院側も駄目とは言わないでしょう。朝まで大丈夫でしたら火葬場併設の斎場などは7時半に開門しますので数時間待つだけの問題です。
 ある担当者は「病院に朝まで置けることが分かれば、一旦皆さんにはお帰り願い、朝どなたかお1人立会いに来ていただき、葬儀社の搬送の者と病院で落ち合って斎場に向います。我々は先回りをして棺を持って斎場で待っています。納棺しほっとしたところで少しお休みになられましたかとお尋ねすれば落ち着くと思います」と語ってくれました。
 勿論、深夜を問わず直ちにご自宅、ご自宅以外に搬送することも可能です。
 いずれにしても打ち合わせは朝になってワン呼吸置いてから始められるようです。