最近、都市部ではご葬儀の話題の中で家族葬と言う言葉が頻繁に出てくるようになり、実際にかなりの数で増えてきています。
しかし、家族葬と言う言葉は厳密な定義があるわけではなく、家族・親族を中心としてごく親しい友人にお集まりいただき、営まれる葬儀の総称として呼ばれています。
家族葬のご葬儀ではお集まり頂く方々も旧知の方がほとんどで、厳粛な中にも家庭的な雰囲気が感じられ、ゆっくりとご葬儀を執り行うことができる一方、呼ばれなかった方も出てきますので、後々気まずい思いが残らないような配慮が大切になってきます。
家族葬が急激に増えた原因としては死者の高齢化、またご近所づきあいが希薄になってきていることがよくあげられています。
会社を退職して永い年月が経ち知り合いの関係者も少なくなってきたり、地方から呼び寄せたご両親もご近所づきあいが無かったりする場合、ご家族の手で見送ってあげたいという希望がご遺族から挙がって来ています。
但し、故人の交友関係が広かったり、現役のサラリーマンや学生の場合は特に注意が必要になります。
以前伺った50代の出版関係者の場合、内密で御家族・ご親族10名余のご葬儀の予定がパソコン上でご葬儀のことが知れる事となり、通夜・ご葬儀ともそれぞれ200名以上の友人・仕事関係者が駆けつけてしまったことがありました。
この場合、葬儀社のベテラン担当者の見事な手綱さばきでなんとか事なきを得ましたが、実際にご葬儀の蓋を開けると、このようなことが起こる可能性がありますので、慎重に選択する必要があります。
●家族葬
↑↑↑ 当センターのホームページでは、家族葬の特徴や注意点について、また家族葬事例の中で家族葬実例として地域別に24例ほど挙げています。
こちらでは各々の斎場での費用例を中心にアンケートで伺った理由、体験談、感想等を取り上げています。