無宗教葬での条件にあう斎場選びは時として難しい場合あり。

 最近、無宗教葬のご葬儀に立ち会うことも度々ございます。
 お坊さんは呼ばないでくれという故人の強い意思により、ご葬儀は献花でお見送りしていただくことが多いのですが、時として残された家人から「このような形で見送りたいから無宗教葬にしたい」と注文される場合もあります。

 先日ご連絡いただきましたご相談でも、お母様のご病気が芳しくなく、お医者様からは覚悟しておいてくださいとの由。
 万が一の時はお母様の生い立ちからの沢山ある写真やビデオを編集したものを、大好きな歌を流しながらご親族の方々に見て頂き、献花で見送りたいので見積をお願いしたいとのことでした。
 無宗教葬で後々大丈夫か伺うと、「納骨の時ご住職を呼んで読経をしてもらうので心配には及びません、火葬までやっていただければ後のことはご心配なく」との由。
 よくあることですが、無宗教葬でやったのはよいが納骨の時菩提寺とのあつれきが
生じ、ゴタゴタしてしまうケースも度々耳にしています。
 依頼者のご相談内容から、これらのことは一先ずおき、早速賛同社3社に見積を依頼しました。
 
 以外に難しいのは葬儀会場に、スクリーンやプロジェクターの設備が整っていないことでした。
 地域限定のため、3社とも同じ斎場が想定され、機材その他を専門業者に委託する場合、自社の写真部から機材持ち込みの場合、スクリーン、プロジェクター等は依頼者が別に用意する場合とそれぞれの見積を出してもらいましたが、経費の面でも一長一短があり、無宗教葬の内容も含めて再検討されることとなりました。