人口密度の高い東京では火葬の時間も制限される・・・?

 「火葬場の予約が取れなくて日取りが延期になることはありえません。この火葬場のこの火葬炉でなくては絶対にいやだとか、この時間でなければだめだということでしたら別ですが・・・」一笑に付されてしまったことがありました。
 なるほど、火葬場の式場の数と違って、8基、9基とある火葬炉が朝からフル稼働しているのだから心配には及ばない。
 でも、それが少々心配になってきました。
 東京の杉並にあります火葬場併設の堀ノ内斎場が、6月1日から8月31日まで火葬炉設備と建物の改修工事に入ってしまったため、周りの斎場にしわ寄せが出始めたようです。

 近頃、会葬者も高齢化の傾向にあり、なるべく移動の少ない火葬場併設の斎場を希望するご喪家も増えています。
 時間が優先される都会で、人気の高い式場を確保するためには3~4日待つのが当たり前になっていましたが、ここに来てさらに待たされるのを覚悟しなくてはならないようです。
 その上、一笑に付された火葬時間も考慮しなくてはいけなくなってきました。

 特に新宿区の落合斎場に影響が出てきたようです。
 今日立会いで伺いましたご喪家も落合斎場をご希望されていましたが、5日先まで満杯のため、急遽近くの式場を確保したのですが、今度は火葬時間が指定され、それに合わせてのご葬儀になりました。
 今しばらくは火葬時間に合わせた告別式も余儀なくされることでしょう。