先日、ある新聞社の記者の方からご葬儀のことでお電話を頂きました。
中で「特に中高年からの相談でどんなことに関心が高いのか知りたい」との質問がありました。
実際、電話口やメールで頂く問い合わせは老若男女様々です。
少し前までは若い方の方がご葬儀に関する話題の抵抗は低いように思われましたが、中高年と言われて改めて見渡すと、最近、年齢別のタブーはあまり感じられなくなってきています。
特にここ1~2年の傾向は顕著のようです。
マスコミに取り上げられる機会が増えたこともありますが、なんと言ってもインターネットの普及が第1に挙げられると思います。
永年タブー視されていたこと、聞きづらかったことがおおやけにされ、年齢を問わずアクセスできる強みが大いに発揮された分野の一つではないでしょうか。
定年を迎えた団塊世代が自身のこれからの生き方を問う問題と、親御さんを見送る問題がクロスし、クローズアップされてきています。
重い家制度ではなく、家族単位の生き方が定着してきた最初の世代でもある団塊世代が、ご両親の見送り方を自身の生き方として捉え、周りに気兼ねすることなくご家族・ご親族のごく親しい方々中心に実行される方が増えてきています。
この傾向はさらに拍車がかかることでしょう。
会社という枠の中から個人に戻り、これから自身のしたいことを中心に活動したいと模索している団塊世代の発言はどの業界も目が離せないようです。