アフターコロナ時代も地元担当者の目線を忘れずに・・・。

 今年に入り、半年近くのコロナ騒動も留まるどころか、都内を中心に新たな感染者が続出し、各人が3密(密閉空間、密集場所、密接場面)状態に気を付けるしか、目下のところ術がない状況は、御葬儀の世界も例外ではありません。

 大方はコロナとは無縁の御葬儀ですが、最近は病状の急激な悪化に伴い、慌てて御家族・御親族の方々が手分けしてネットで検索され、ネット上での判断のみで、御葬儀をお決めになるケースも増えて参りました。

 ご要望に沿っていると思われる斎場をリストアップされ、この中からお決めになりたいとのご意見等も多く寄せられますが、ネット上でお調べされるのと、実際に式場をご利用されて御葬儀を執り行い、現場を熟知されている葬儀社の担当者の目線とは、時として少しズレがあるようにも思われます。

 ネットで検索されると、大きさ・広さ・使い勝手の良さが一段とアピールされ、一見ご要望に沿ってよさそうに見えますが、ご喪家の夫々の御事情や要望が加わりますと、思わぬことから向き不向きが出ることが多々ございます。

 検索された斎場も、現場を熟知されている担当者から見ると、実際にはご要望からかけ離れ、御葬儀規模からすると大きすぎたり、ご予算に見合わなかったり、菩提寺の御住職のご都合と折り合わなかったりと様々な問題が露呈されてくるようです。

 特に普段積極的に探すことが少ないご葬儀に関しては、ネットの情報だけを鵜呑みにせず、臨機応変に対応できる地元に精通した担当者の目線がより重要になってきます。

 どの様な御葬儀を御希望なのか、胸の内をお話しされて、様々な角度から検討していただき、アドバイスを受けるのも必要かと存じます。

 地元に精通した担当者にとっては、腕の見せどころでもありますから・・・。