思い込み、恐るべし

 最先端の情報機器を使いこなす(二)さん(ホームページを管理しています)の話は、情報機器に疎い私には刺激的です。数か月前にモバイルスイカを利用するようになったのもその影響です。
 それまでは、駅についてまずすることと言えば、発券機の上にある路線図を見て料金を確認して財布から小銭を出して切符を買う・・・。
 今考えれば、なんて面倒くさいことをしていたものか!

 数日前、お盆のとき故郷での同窓会に行きました。大宮駅の新幹線の改札口でもいつものように携帯をかざしました。

 あれ? ゲートが開かない??

 改札口にいた年配の駅員さんに聞くと 携帯を調べて、モバイルスイカのマニュアルを見ながら格闘してくれていますが、5分、10分と時間が過ぎるのが気にかかります。
 その様子を見ていて、どうやら新幹線は何か特別な初期設定をしておかなければいけないようだ?
「すみません、そのマニュアル貸してもらえますか」
 年配の駅員さんより、自分でやったほうが早いと思い借りたはいいが、人のことは言えず20分ほど、初期設定はどうやるのかなどといろいろ格闘してもダメでした。現金で切符を買ってしまおうかとも思いましたが、こうなったら意地です。解決するまでがんばるぞ。

「新幹線の改札を通るための何らかの初期設定をする ⇒ そうすれば、在来線のように自由に改札口を出入りできる ⇒ 適当な自由席に乗る ⇒ チャージしてある金額から乗った分だけ精算される」というのが何の疑いもなく勝手に持っていた思い込みです。

 そこで、そもそも、まず、年配の駅員さんに、モバイルスイカで新幹線に乗るのは初めてのことや、上記の私の持っている思い込みを伝えてみました。駅員さんにしてみても、私が、どういう使い方をし、どれくらいの知識をもっているのかを知れば、どこが障害になっているのか捜し当てる参考になるかもしれません。
 しかしながら、やはり年配の駅員さんは困った顔です。
 しかしながら、天は私を見放しませんでした。しかも、若い女性の微笑みをともなって・・・。
 近くで聞いていた若い女性の駅員さんが、この思い込みは間違っていて、モバイルスイカで新幹線に乗るには、列車指定で指定席をまず購入する必要がある(もちろん携帯の操作で)、しかし、指定料金はかからず、チャージ金からは決裁されない・・・などなど。
 予定していたより40分も遅く乗りこみましたが、無事解決した次第です。

 何はともあれ、10分ほど遅れたのにもかかわらず、乾杯を待っていてくれた同窓生たちのやさしさが心にしみました。