今年も敬老の日が近づいてきました。
東京郊外の特別養護老人ホームから敬老の為のイベント「園遊会」の案内が届いています。
こちらには古くからの友人がお世話になっているので、時々顔を見せに伺っています。
昨年伺った「園遊会」では広い庭が模擬店や、バチさばきも鮮やかに大太鼓を打ち鳴らす地元の方々との交流でお元気になられた入居者や、そのご家族で埋め尽くされていました。
久しぶりの団欒の姿に思わずこのまま時間が止まってくれたら・・・と祈るような気持を持たれた方も多いのでは。
思い出のワンシーンのような光景があちこちで見られました。
中には色々なご事情で、こちらを終の住家とされる方も多いと伺いました。
最近は自宅とも病院とも違うこのような介護施設でのみとりも増えつつあるようです。
先日も当センターの事前相談で「市内の有料老人ホームに入居している父の具合が悪いが、できれば病院ではなくそちらで最期をと思っています。ただ、新しいホームなので出来てからまだ6人ほどの看取りをされただけで、少々不安ですが」というご報告をいただきました。
この方のように、最後までホームで暮らすことを希望される方も増え、ホーム側もその態勢ができるような医療機関との連携を積極的に取り入れてきつつあるとのことです。
時に医療保険の入院保障の問題等で施設での最期はままならないこともあるようですが、人生のエンディングぐらいは早く自分が決めたところに落着きたいですね。