ご葬儀後にセンターからお願いするアンケートではお褒めの言葉、時として苦言を呈する言葉等に交じり、このようにしてはどうかとさまざまなことでご提案を頂くことがあります。
お感じになられたことを素直にお書きいただけるお言葉はセンターのスタッフにとっても貴重な資料になり、センターの検討材料にさせていただいております。
先日は家族葬に関する提案が寄せられました。
担当した葬儀社のスタッフの気配りに感謝され、わざわざスタッフの名前を明記され、心からお礼を申し上げたいと大変感動されていらっしゃいましたが、その割には出されたお料理が一般的過ぎたようです。
家族葬だからこそ、より故人との関わりが深く、故人を偲び、故人を囲んでの最後の晩餐会にふさわしいものにしたかった。
通りいっぺんのお料理ではなく、故人との最後のお食事にふさわしいものをお出しすることが、家族葬でお送りする意味にもなるのではとのことでした。
都会を中心に増えてきている家族葬を単に会葬者の多い少ないという問題ではなく、ご家族でお見送りされるというコンセプトを真正面から考慮する、大きなヒントがあるように思われました。