「何から手をつけて良いのか分らず、ご葬儀後の事務手続きには大変困っております・・・」
今年の傾向の1つとして、このようなご相談を度々お受けいたしました。
最期を看取り、ご葬儀が終るまでは葬儀社の担当者を始め、ご親族、友人知人と周りの方々があれこれと面倒を見、気に掛けてくださいますが、ご葬儀後はそのお宅の個々の問題に関わりますので、ご相談されない限りなかなか口を挟んでくれません。
心の癒えぬまま、身近にご相談できる方もなく、闇夜に放り出されたような状態の中、手探りで事後手続きをされ、時に立ち往生されることもあるようです。
インターネットで検索しても通り一遍の回答しか出てこなく、またご自身の実情と照らし合わせてもあまり役立たない場合が多く、もどかしさだけが残ってしまうとのことです。
今までは年配の経験者に伺えば事足りたこともあり、関心を持ち事前に調べておくという習慣が無かったことも災いしています。
当センターのホームページ欄での来年の課題のひとつとして、お1人で事後の諸問題を解決されたい方に具体例から少しでもお役に立てるような配慮をしてアドバイスできればと思っております。
葬儀社の方々もお葬式が終われば終了ではなく、その後の事務手続きに必要とあれば専門家の方を紹介し、また墓所墓石の相談に乗り、49日、新盆、一周忌、3回忌とご命日にはお花をお持ちし、お手紙をお出ししてフォローされているところもでてきています。
ハウツーではない回答ができるよう、お互い頑張りましょう。