以前セミナーで「出会った第1印象は相手の脳裏に1年も残るので、その影響は大きく、しかも出会って3秒~5秒が勝負になります。電話でも感じが良いなと脳裏に残るのは最初の2~3秒で決まります。まずは隣の席の方と10秒間、自己紹介してみてください」と突然言われ、面食らったことがありました。
また、「人は見た目が9割」というベストセラー本も話題になり、益々相手にどう受け止められているか不安材料が増す世相になってきているようです。
究極のサービス業とも言われている葬儀社の担当者の印象もご喪家の満足度の高さに大きな影響を与えています。
そんな中、担当者の中でも特にアンケートや人づてで評判の良い方は最初にお会いした印象が驚くほど似ていることに気が付きました。
皆さん、年齢・姿は違えども依頼者やご喪家との最初の出会いで、明るく包み込むような安心感を抱かせていらっしゃるようです。
心が不安定な中で、一番頼りにする担当者の第1印象は強烈です。
その極意をあるベテランの担当者は短い時間でいかに懐き懐かれるかに掛かっていると話された。
カルチャースクールの講師をしている知人が最初の授業でびっくりしたことは、中高年の生徒さん全員が口をへの字に曲げて御挨拶もされない姿だったとのこと。
思わず我が身を振り返り、以後必ず鏡の前で口角を上げ、にっこりしてから家を出るようにしているとのこと。
ベテラン担当者の域に到達するのは難しいが、私も鏡に向って口角を出来るだけ上げ、スマイル動作からなら始められそうです。