8年ほど前のセンター設立当初のころは、葬儀・告別式をせずに直葬(火葬のみ)というのはまれで、何か特別な事情でもおありになるのかと一瞬でも伺う方にもためらいがありましたが、最近では相談に乗る機会がかなり頻繁になってきました。
経済的理由だけでなく、故人の意思を尊重する形も増えてきているかもしれません。状況が以前とはかなり様変わりをしてきたようにも思われます。
先日のご相談では、病院での長患いのため、1度ご自宅に帰り、翌日火葬にしたいとのご遺族の要望でした。
久しぶりにご自宅にお帰りになった夜は、故人を囲みご家族皆さんで積もる話をされ、1晩ゆっくりなさったようです。
翌日午後火葬場には遠方からのご親戚も集まり、告別ホールでの短い読経で最後のお別れをした後、ご遺体は火葬へと移されました。
直葬の場合は最後のお別れの読経も告別ホールあるいは火葬炉前と火葬場により違ってきます。
読経時間も5分以内から20分位までできるところもあります。大方は告別ホールで最後になりますが、お花入れや読経を火葬炉前で行うことができるところもあります。