都会の核家族化と言われ30年余り、その代表選手の団塊世代からのご相談が多い昨今ですが、地方の風習に則った葬儀ではない葬儀をどうやれば良いのか分からず戸惑う人達が増えてきているのが現状です。
年取ったご両親を引き取りお見送りする段になって初めて気がつくという具合のようです。
葬儀社任せになり、うっかりすると「葬儀とはこういうものだ」と押し付けられてしまうことも無くはありません。
本来、ご家族を考え、地域性を考慮したり、故人の性格やもろもろのことを考慮したうえで、こんな形がありますよと提案したり、説明しながらやっていかなければならないことだと考えます。
担当者はご遺族から、早い時期に信頼を得ることが大切ですし、特に納棺前までに適切なアドバイスをしてご遺族に安心感を与えることは大事なことだと思います。
こうしなければいけませんではなく、この場合はこうした方がいいですよとアドバイスし、ご遺族の要望は出来る限り聞くことで信頼感が生まれるのだと思います。
また、菩提寺がある場合は菩提寺の考えを優先し、まずお伺いを立て、菩提寺の日程を伺ってから葬儀の日程を決める気配りは大切です。
担当者は前に立って色々と仕切りますが、主役はあくまでご遺族です。