チャリティ公演に参加して・・・。

 お盆休みも明けて、再び都会は朝のラッシュが戻って参りました。
 皆様はお休みをどのように過ごされましたか。

 当方は昨年、今年と少し仕事を離れ、知人が事務局を担当しているチャリティ公演の手伝いに忙殺される羽目になってしまいました。

 昨年、3月11日の東日本大震災から早くも1年半近くになろうとしています。
 ボランティア活動が盛んなヨーロッパでは、日本を応援しようとフランスを中心に震災から2週間ほどでアーチスト達が立ち上がり、チャリティコンサートが各地で催され、参加した日本人ダンサー達は大いに触発されたようです。

 次は日本で実行しようと世界各地で活躍されているダンサーに呼びかけ、昨年のお盆には東京で、暮れには被災地福島での無料招待公演を開催し、今年の夏は東京と横浜での開催にまで漕ぎ着けました。

 自分たちの出来ることで応援したいという出演者を始めスタッフの熱意が伝わり、フィナーレでは観客から大声援を浴び、通常の公演には見られないような盛り上がりを見せ、来年・再来年へと続く活動を新たに誓いあった2日間でした。

 公演終了後の打ち上げは参加された皆様へのささやかな宴となり、「世界狭し」とばかりに各地で活躍されている皆様の情報交換の場となり、それに伴う悩みの相談窓口の様相も呈していました。

 翌日1通のメールをいただきました。
 出演されたベルリン在住のダンサーの方からでした。
 「お話させていただいて、自分の中で躊躇していたところを背中を押していただけた感じがして気持ちが楽になりました。来週ベルリンに戻ってまた改めて頑張りたいと思います」と記され、ほっとすると同時にうれしくも気恥ずかしい気持ちが先立つ始末です。
 若い人達の前でいつの間にか先輩面をしていたようで、亡くなった先輩によく言われたことを、今度は私がいつの間にかお話ししていたようです。

 先輩! お盆のお墓参りをうっかりしていました。
 遅くなりましたがこれから伺いますので、今後ともよろしくお願いいたします。