長期にわたるご相談

 葬儀のことについて相談しようと思う時期は人それぞれです。
 「両親はまだ元気だけれど、高齢なので」や、「自分が万が一の時に家族が慌てないように」などの長期的なもの、「家族が医師から余命宣告を受けたので」や、「家族が亡くなったので葬儀社を紹介してほしい」などの時間的な余裕が無い状況などの様々な時期のご相談をいただきます。

 長期的なご相談の場合は、ご自身の状況だけでなく、葬儀社や社会の状況なども時間の経過によって変化していくことがあり得ますので、見積り等は時期を見計らって見直しなどをしていただくようにご案内させていただいています。

 実際のご相談の例ですが、一年ほど前に葬儀のご相談いただき、数社をご紹介したところ、幸いなことにご対象者のご病状が安定し、そのまま保留になっていたのですが、その後医師より余命を宣告される状況になってしまい、再度ご相談をいただきました。
 一年前に概算見積をだしたときから、ご会葬人数に変更があり、再見積を取ることになったのですが、ご紹介社のうちの1社がこの1年の間に、ご葬儀をされる方の負担を少しでも軽減できるようにと価格改定をしたそうで、総合計では数十万円の差がありました。
 もちろん、最初の見積りで金額を高く設定していたということではなく、同様のサービスで金額を落とすために、仕入先へ交渉したり、コストを削減する努力をした結果のようです。

 ご相談者へ提出する資料を充実させたり、費用の負担を軽減できるようにしたりなどの努力している社がある一方、スタッフの入れ替えなどで、雰囲気が変わってしまう社などもあることでしょう。

 センターでは一定の期間は以前の御見積などを保管していますので、ご相談が長期にわたる場合でも対応いたします。