「お骨上げの時に係りの方から、ご高齢の方でこんなにしっかりしたお骨は初めてだ、とまでおっしゃっていただきました。お骨も沢山あり、母は本当に丈夫だったようです」。
ご葬儀の翌日、早速にご相談者からお電話にてご報告をいただきました。
前回のブログで7年前に見積りをお取りした方のことに触れましたが、実は新たにお見積りをお取りになられ、葬儀社の担当者と詳しいお話し合いをされた日の夕方、ご紹介した当方にご逝去の報が届きました。
享年106歳とのこと。
ご家族が見守る中、静かに炎が燃え尽きるように逝かれたお母様ですが、ご相談者は最後まで御自宅でお世話することを選択され、覚悟はされていらっしゃったとは言え、特にお亡くなりになられた5日ほど前からのお気持の整理が大変だったと伺いました。
年齢に関係なく、いつか必ず訪れるお別れに、正面から向き合うお気持の揺れはいかばかりか。
多くはお話されませんでしたが、お声から自分なりに学ばせていただきました。
他人が大往生と言う言葉は使えませんが、勝手にお身内の気持になって、あれこれと推し量っております。
天寿を全うされたお母様は最後まで気配りをされ、大雪の大変な時期をずらして、ご葬儀当日は快晴であたたかな日差しのもと旅立たれ、ご参列の皆様も大変お喜びになられたとのこと。
ご連絡をいただき、ご長寿のお母様に少しでもあやからなくてはと、久しぶりの風邪で寝込んでいた身が、少ししゃんとしてきました。
ご長寿で思い出しました。
6年程前、101歳で旅立たれたお祝いとして、紅白のタオルをご喪家からお裾分けいただいたことを・・・。