馬込斎場での一般的な仏式の葬儀に立ち会いました。

 馬込斎場での会葬者30名余の葬儀・告別式に立ち会いました。通夜は喪主の会社関係者が大半で150名程でした。ご遺体は直接こちらの斎場ではなく、葬儀社の霊安室に中1日置かれ、通夜の日に運ばれました。葬儀社は安置料を無料にしてドライアイス料のみ頂いたそうです。

 依頼者は費用を抑えられるところは極力抑えたいとのご要望で、始めは花祭壇をご希望でしたが、備え付けの白木祭壇が3,700円で借りられるので結局こちらの方を選ばれました。

 会葬者数から第1式場を使用しましたが、間口が広く備え付けの白木祭壇だけでは両脇の供花が少ないと寂しい感じになりますので、葬儀社の担当者は祭壇上の広い空間に水引の幕を張って安定感を出し、供花の両サイドには御霊燈の提灯を置き、祭壇に奥行きを出したようです。ちょっとした工夫や並べ方でずいぶん違った雰囲気になりました。水引の幕は葬儀社のサービスです。

 出棺後は初七日の法要ができませんので、告別式の後、続けて行なわれました。こちらの斎場では収骨後そのままお帰りいただき、式場に戻れません。

 最後のお別れの儀はお身内だけで柩に花入れをしましたが、ロビーにお待たせしていた一般会葬者の中で場所を移動された方達がいらして、葬儀社の担当者が手分けして捜しに行くハプニングがありました。喪主のご挨拶の直前に戻られ事なきを得ましたが、傍で見ていても思わず緊張が走ります。会葬者の皆さん全員で柩をお見送りでき、ほっと胸をなで下ろしました。