選ぶということができます。

 お身内の急なご逝去の場合、ご家族はそれまで葬儀の事など考えたこともないということが多いと思います。
 しかし、ご逝去となった場合、病院や警察からは「葬儀社を・・」と告げられます。

 そのような時に、ご遺族には葬儀社を選ぶという選択肢があるということを知っているだけで後悔することを防げることもあるかもしれないということを知っておいてほしいと思います。

 私の友人で、以前お父様の急逝でどうしたらいいかわからず、お葬式をしなくてはいけないという思いだけで、そのまま病院に入っている葬儀社に依頼し、希望していた祭壇も思うようなものにならず、費用も想定外なほどかかってしまったという経験をしています。
 しかも、今、お父様のお葬式のことで思いだせる事は、葬儀社との打ち合わせをしている間、「遺影写真をどれにしようか」と、家の中の写真を探しまくっていたことと、葬儀社の言っている事がよくわからないけど、とにかくお葬式の準備をしなくちゃということだけで、「何を大事にしなくてはいけないのか」ということを考える余裕はなかったと言っていました。

 「葬儀社を選べる」という事を知らない場合、何もわからずに病院や警察に入っている葬儀社にそのまま依頼する流れになると思います。
 もちろん、病院や警察に入っている葬儀社が全て心配な葬儀社というわけではありません。私達のような第三者機関のチェックが無くても、正直に対応してくれる葬儀社とお付き合いをしている所もたくさんあります。

 しかし、センターへ「後悔した葬儀の口コミ」には、未だに、何も知らずに依頼した為に残念な想いをされてしまったという投稿があり、また、お電話でも「このような事があったのですが、これは普通にあることなのでしょうか」というような、問い合わせをいただくこともあります。

 このブログにご訪問くださっている方は、葬儀について少しでも関心がある方だと思いますので、大切なお身内の急なご逝去の際にはどうしたらいいかなどについて、少しでも知っていただいているかと思います。
 普段の会話で葬儀の話しをすることはあまりないかもしれませんが、もし、大切なご友人などとお葬式の話をする機会があった際には、何かのタイミングで少しだけでも「葬儀社は選べる」と、アドバイスしていただけるといいなと思います。