密葬+お別れ会は著名人のみにあらず

 新聞などの死亡欄に近親者のみの密葬で済ませました。後日お別れ会を致します等の記事がよく掲載されていますが、著名人だけでなく最近は一般の方々の中にもぽつぽつと見受けられてきました。
 
 地縁が薄くなった都会生活者にとっての心のよりどころは仕事や趣味や遊びを通して知り合った友人知人に負うところが多くなってきました。
 遠い親戚縁者よりも故人と直接関係のあった人達に偲んでもらいたいという意向がよりはっきりしてきているようです。
 一般的にご家族ご兄弟だけで密葬をして、後日、日を改めてお別れ会の場合は密葬とお別れ会それぞれに祭壇を2回飾るのではなく、式はあくまでお別れ会のみになります。
 勿論2回祭壇を飾ってもかまいませんが、葬儀費用も倍近く掛かってしまいます。
 
 ご自宅にて近親者のみで最後のお別れをし、翌日直接火葬場に集合となります。収骨後、お集まりいただいた皆さんでお食事をなさり、内々で故人を偲びます。
 後日のお別れ会は故人の友人知人が中心になります。
 ご焼香なり献花が済んでも会葬者の皆さん全員で故人との時間を共有してもらいます。
 通常、通夜ではご焼香や献花が終わり次第、順次お清めのお食事になりますが、お別れ会は式が終ってから改めて喪主の音頭でお食事会になります。歓談の中で故人を偲んで頂くようになります。