「親戚と親しかった方のみで見送りたい」とお身内だけの葬儀を希望されていらっしゃるご喪家のなかで、「お花とお食事だけはお見えになった方々に満足していただけるものを」と
おっしゃる方が特に増えているようです。
どうしても儀式中心になりやすい一般葬に比べ、生前の故人をよくご存知の方々に、ゆっくりと最後のお別れをしていただきたいと言うスタンスをはっきり打ち出している分、ご喪家側もお客様を接待するというニュアンスも含まれているように思われます。
特にお食事に力をいれる葬儀社の担当者も増えてきているようです。
先日葬儀をお願いした埼玉地域の担当者も永年の間に60社位の仕出屋さんと付き合った結果、なんと東京を飛び越えて横浜の業者の方にお願いしているとのことでした。
さすがに、当センターのアンケートにもご喪家側から「大変美味しく、お客様からもお褒めの言葉を頂きました」と回答が寄せられていました。
最近では従来の仕出屋さんのお料理というよりも、ホテルの宴会場のように温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態でお出しする業者の方も出てきているようです。
但し、ある担当者は腕のいい本職のお寿司屋さんにお願いしたが、通夜の時間のタイミングがずれて、カラカラになり折角のお寿司が台無しになってしまった苦い経験もあるとのことでした。
後から仕出屋さんに聞くとこの時のお寿司の種類に問題ありとか・・・。
ある程度、餅は餅屋のこともありますとのことでした。