葬儀費用は単純には価格比較ができないのでは

 葬儀費用について、これまで、消費者は葬儀の費用に関する情報を知る手立てがほとんどなかったのですが、インターネットにより情報がオープンになり知ることができるようになってきました。葬儀社サイドも、費用を含めた情報を出さざるを得なくなってきましたので、これまでのように、依頼者の無知を前提とした葬儀社主導のどんぶり勘定が通用しなくなってきているという流れにはなってきています。

 そうすると今度はその反動で価格競争のようなことがおこるのはどの業界でも同じです。規格が同じものであれば単純に価格は比較ができますが、サービスにつていはそういうわけにはいきません。内容を踏まえないと価格が低いのがいいとは一概に言えません。

 われわれはこれまでの多数の事例を踏まえて、葬儀社の価格を見るときは、単純に価格が安いかどうかよりも、依頼者とのコミュニケーションを踏まえたサービス面、提供される内容、満足の度合いなど総合的にみて、価格が適切かどうかのほうがより重要だと思っています。