親戚とのパイプ役にもなるマイクロバス

 葬儀には1台のマイクロバスが色々活躍します。
 通常、斎場からご家族ご親族を火葬場に案内するのに使われます。
 斎場で精進落としをする場合は斎場と火葬場の往復になり、火葬場の控室でお食事会やおときになれば最寄駅までお客様をお送りする役目になります。
 その他、最寄駅から通夜や告別式のお客様を斎場にお連れするのにも使われます。
 
 先日立会いに伺った葬儀社の担当者はマイクロバスを使ってご喪家の親戚の方々に大変感謝されたようです。
 斎場から火葬場に向い、火葬中の控室でおとき(精進落とし)を済ませたご親族に「帰りはマイクロバスでご自宅に寄り線香の一本でもあげて行きませんか」と進言されたそうです。
 「最初帰りの新幹線の時刻を気にされていたご親戚には3時半に最寄駅までお送りしますと約束し、一同でご自宅に伺うことになり、短い時間でしたがお線香をお1人ずつあげることができました。遠方のご親戚の方は初めてお伺いする方が多く、ホッとなさったようでした」。
 都会では特に結婚式からお葬式まで自宅に親戚を迎えることが殆ど無く、伺うきっかけがつかめないままになって気が咎めていたようです。
 故人が引き合わせてくれたような気配りに満足され、最寄り駅に降り立ったご親族の方々は一様ににっこりされ、担当者に労いの言葉をかけてお帰りになられたとのことです。