町屋斎場での通夜に伺いました。ご喪家の要望はお父様の時の葬儀は大々的にやりましたが、今回のお母様の葬儀は質素にしたいとのことでした。最初のご相談の時は親族だけでご近所にも知らせないということでしたが、後々のことを考慮して町内の方で会葬されたい方はどうぞとなりました。
「マイクロバスもお話ししましたが、きていただける方だけなので必要なしということになり、一般会葬者も10名前後と予想しましたが、通夜だけで50名程になってしまいました」と葬儀社の担当者は振り返ります。葬儀社サイドは返礼品を多めに用意しておき、通夜の料理もお寿司2台追加で間に合いましたので、混乱もなく無事終えることができました。
花祭壇は写真見本の中から、ラインが波型に綺麗に出ているのがお望みで、女性らしい柔らかな色使いに満足の様子でした。「お母様が明るい方なので明るく送ってほしいとのことで写真も銀縁にして、焼香台の上の写真もパール色の縁で明るい感じに心がけました」と話す、担当者は思い出コーナーも提案しましたが、沢山あり過ぎピックアップするのが困難なのでやめて、代わりに介護ホームでのお母様の写真を5~6カット大きく伸ばして脇の台に飾りました。
式場のイス席は定員が40名ですが、親族だけで45名程になり、後からいらっしゃった親族で座れない方が出てしまいました。
通夜終了後、通夜しか来られない方達がお一人ずつ棺の故人と最後のお別れをしていました。名残は尽きず、棺や飾られた写真の周りの人垣はなかなか動こうとしませんでした。
※町屋斎場の斎場案内は、町屋斎場のページになります。