便りの無いのは良い知らせ・・・?

麦藁帽子をかぶった白い服の少女がスケッチブックを片手にお花畑をゆっくりと歩いています。
小さな絵葉書の中の少女は後姿でもその凛とした空気が伝わってきます。
手元の絵葉書は2年程前に生前相談の折、いただいた方の自画像かもしれません。
お手紙でのやりとりに、その少女の姿がダブって見えました。
 以後、まだお便りは頂いておりません。お元気な証拠だと思います。

「その時は自分自身がもうすでに一生が終って何一つ そのことにたずさわることもございませんわけですのに、客観的に冷静に考えられまして、妙にすっきりいたしました。」
 お見積りを取り、生前予約をされた時のお手紙の一部です。
ご自身の生き方を問い、最期をどうされたいのかをお決めになることでそれがバネになって残された時間をお元気に過ごされていらっしゃるのでは・・・。

 この方のように最期をどのようにされたいのか身の処し方をご自分で決められ、自身のご葬儀のご希望を相談される方がポツポツと増えてきています。
 70代を中心に、まだまだお元気なうちにと80代、親を見送り還暦を迎えた団塊世代まで。
 それでも以前30歳の方のご相談には、さすがの担当者も「僕の方が先に逝ってしまうよ」と絶句されていましたが・・・。