当センターでは依頼者からメールや電話で事前のご相談を受け、やりとりをさせていただいた後、ご希望の方法でセンターの賛同社をご紹介しておりますが、時としてやりとりの途中で依頼者から突然お詫びの連絡を頂くこともあります。
それは、身近な方が途方に暮れている姿を見るに見兼ねて、周りの方がご相談を持ちかけてきた時などにみられるようです。
依頼者の方から実の兄弟同然の付き合いをしてきた妹さんのご主人が危ない状態なので、疲労困憊の妹さんに代わってご相談したいとのご連絡を頂きました。
しかし、メールでのやり取りの途中でご主人のご兄弟、ご親戚筋から異論が出てきたようです。
間に入った妹さんが動揺してしまっているのでこのご相談はしばらく中断させてほしいとの申し出を受けましたが、後日丁重なお詫びのご連絡を頂きました。
よかれと思ってしたことが、周りを混乱させてしまい、血のつながりの無い者が勝手にことを進めて・・・ということになってしまったようです。
ベテランの葬儀社の担当者が以前話していたことを思い出しました。
「なにしろ、お嫁さんは嫁ぎ先のことには口を挟まないのが鉄則よ」
ご主人のことでも奥様の一存だけでは難しいようですね。
まして、どんなに親しいとはいえ門外漢においておやです。
ご葬儀の形式は家族葬だ、直葬だと変わってきても、中を流れる血のつながりは別格のようです。