週刊誌の葬儀特集サイクル

 先日、とある紹介葬儀社の方から「今週の週刊ダイヤモンドを見ましたか?」と連絡がありました。
 「見出しぐらいはざっと眺めたように思いますが、何か載っていますか?」
 「弊社が、都道府県別の葬儀社対応安心度ランキングに入りました!」と喜んで伝えています。
 「それは見逃していました、失礼しました。確認しておきます。」

 明くる日の朝刊の週刊ダイヤモンドの雑誌広告を見ると「安心できる葬儀 ~おカネ・手続き・作法まで完全網羅」という特集が組まれていて、その中に全国390葬儀社の対応安心度ランキングが載っていました。

 発売前に読むことなんかできるわけないだろう! とは少しだけしか思いませんでしたが、そういえば、週刊ダイヤモンドは少し前にも葬儀の特集が組まれていたような記憶があります。

 積ん読してあった中から、探し当てると、2009年1月24日号です。一年前だったので少し前とはいえないかもしれませんが、「最新調査 寺・墓・葬儀にかかるカネ ~供養の値段はなぜ高い? 業界構造を徹底解明!」とやっています。
 ついでにその前は、2008年4月12日号で「後悔しない老後」特集の中で「葬儀・お墓」として小特集が組まれています。

 特集が繰り返されるのは、読者からの反応が良いということの証です。少し調べてみますと、2009年度の週刊ダイヤモンドの中での、書店売り上げランキングで「寺・墓・葬儀にかかるカネ」は3位に入っています。2008年度で「後悔しない老後」は5位です。やはり、好評な特集のようです。

 それはさておき、もっと興味深かったのは、2009年度の週刊ダイヤモンドの中での、書店売り上げランキングの特集内容です
1、新宗教 巨大ビジネスの全貌
2、総予測2009
3、寺・墓・葬儀にかかるカネ
4、脱出! 介護地獄
5、まだまだあった保険のムダ

 といった次第で、現在の2つの大きな流れは「ブラックボックスをぶち壊せ型」と「悲観型」と言えるのではいでしょうか。