通夜やご葬儀に立会いで伺うと、式が始まる前ご会葬にお見えになられた方々が、ご喪家のご好意でご遺体とお1人ずつ最期のお別れをされ、いつもと変わらぬ姿にほっとされている姿をよく拝見いたします。
きっとその方らしいお顔で旅立たれたのでしょう。
私も知人の死に目には会えませんでしたが、ご自宅でのご対面をさせていただいた時、あまりにも穏やかな表情なので、一瞬目を開けて起き上がるのでは思ったほどでした。
また、母の時もお化粧が肌に馴染んだ明るい表情に「生前の時より綺麗では」と思わず口走ってしまったことが思い出されます。
病院でも死後の処置の一環とa化粧をされる方が出てきたとの報道を目にします。
ご葬儀に対する意識の変化から、今後志望者が増えてくる分野ではないでしょうか。
私だったら、どんな化粧をほどこしてもらいたいか。
女性は特に一人ひとり長年独自の化粧法を持ってこだわっています。
なるべく何時もどおりのメーキャップでいきたいが、家人はおそらくイメージでしか分らないでしょう。
これもエンディングノートに書きとめておく必要があるようです。
後はメーキャッパーの腕に託すというのはどうでしょうか。
勿論ご家族のご協力も含めて。
きっと残されたご家族も安心してお見送りすることができるのでは・・・。