朝のテレビの画面では墓石の山が無残な姿で大写しされていました。
墓石の文字を消さなければ産業廃棄物としても処分できず、2トンもの墓石が不法投棄され、地元の困惑ぶりが話題になっていました。
石材店に問題がありますが、背後には無縁仏の処理の問題等も含まれ複雑な様相も覗かせています。
ご先祖様が静かに眠るお墓も時として騒動の渦中に巻き込まれ兼ねないようです。
お墓の問題はまたご葬儀と直接・間接に結びつき、最近ではお受けする事前相談でも事後の問題としてご葬儀と一緒にご相談に乗ってほしいとのご希望をいただくことも度々です。
中には改葬を希望される方もあり、その原因は菩提寺とのトラブルの悪化から宗派を間違えた購入まで様々です。
最近お受けした相談でも、お父様が購入された寺院墓地の宗派が間違っていたことが判明し、買い替えたいとのこと。お父様の万が一の時と合わせてご相談できるところをご希望されていらっしゃいました。
一般的にはお墓を購入しても住宅とは違い、土地を所有されたということではありませんので、更地にしてお寺にお戻しすることは出来ても、買戻しは難しいようです。
ただし、まだどなたも納骨されていないので、お寺さんとの交渉次第で事態は変わってくるかもしれません。
事程左様に改葬1つ取り上げても、一筋縄ではいかない場面も出てくるようです。
16日はお盆の送り火がおこなわれます。お盆にいらっしゃったご先祖様皆様が無事お墓にお戻りになられますように・・・。