早いもので今年も残り1ヶ月を切ってしまいました。
今年は例年になく各人が今までのご自身を振り返り、これからの生き方を見つめ直すチャンスを与えられた年でもあったように思われます。
マスコミも「最期をどのように迎えるか、また迎えたいか」の特集を組み、団塊の世代を中心に色々な角度で訴えていました。
持続的に報道されたおかげ(?)で先送りしていた皆さんの関心も、徐々に高まり浸透しつつあるようです。
親世代を見送り、子供達にまかせた親世代と違い、自身のことは自分で決めておきたい、またおかざるを得ない方が増えてきています。
それと同時に、現実問題として各人のご家庭の事情からご葬儀後の問題が出ても、核家族で周りに相談をされる方が見当たらず、途方に暮れるケースも増えてきているようです。
当センターでも墓石のトラブルをチェックする第3者機関を教えて欲しい、改葬したいが埋葬証明書が取れない等お墓に関する電話を頂くことが度々ありました。
また、葬儀社をご紹介する中で、ご葬儀後の相談にどれだけ乗って頂けるか等の質問が目立ったのも、今年の傾向かと思います。
今までご葬儀だけを担当されていた葬儀社さんも、ご葬儀後のフォローに力を入れる社が増えて、専属のアドバイザーを置くところもでてきています。
葬儀担当者はかつての村の長の役目も担って益々「究極のサービス」を提供し、来年以降、人々の関心もそちら方向により拍車が掛かるように見受けられます。