「喪主の親戚の方が、うちで施行をお手伝いした人でした。顔見知りということもあって、遠慮なく費用的には厳しい注文もありましたが、喜んでもらいました」
先日、当センターでサポートした葬儀は、当初、喪主の意向は家族葬ということでしたが、会社を経営していて、親戚の人の意見も踏まえて、会葬者が200名ほどの一般葬儀になった経緯がありました。
家族葬から一般葬へと内容が変わっていく中で、日程や関係者との調整などで、最初の打ち合わせから本見積もりができるまで2日近くかかりました。
こうしたときに、喪主の親戚の人が、すでに紹介した葬儀社さんの担当者を知っていて、なおかつ、まじめな仕事ぶりと評価していれば、打ち合わせも割とスムーズに進む気もします。喪主の人も、親戚の人からの実際に経験した言葉には安心をするでしょう。足元を見られないかと変に気をもむ必要もありません。
紹介した葬儀社さんは、地域に根を張って地道に営業しているところなので、こうしたことは起こりえます。
同じようなことを、葬儀社さんと雑談していると、まれに聞きます。「この前紹介されて、お手伝いさせていただいた家は、実は先代のときもお手伝いしました」とか、「喪主が同級生でした」「昔、近所に住んでいた人でした」・・・。
もっとも、いくら顔見知りでも、いい加減な仕事ぶりと評価されていればアウトですが。