新しい年を迎えて

 新年明けまして
 おめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 早いもので、当センターも今年で設立9年目を迎えます。
 昔から1年の計は元旦にありと言われておりますが、刻々と移り変わる業界の中で当センターはNPO組織であることをかたくなまでに守りながら、いかにしたらご相談いただいた皆様一人ひとりのご要望にそえられるかを目標に、今年もスタッフ一同試行錯誤しながらマイペースでまい進していくつもりです。

 当センターでは設立当初から、ご依頼者の方々にご葬儀終了後アンケートをお願いしておりますが、新しい年の計画を模索する中で、このアンケートが重要な役割の一端を担うこともしばしばあります。

 年末になると今年のみならず、過去のアンケートも合わせて読み返す機会も増え、合わせて読み返すと次なるステップへのヒントに繋がるようです。
 さらに過去のアンケートも少し寝かせて改めて読み返すと、予想以上の力が発揮されるように感じられます。

 一昨年前までのアンケート調査の冒頭ではセンターをご利用の経緯を出来るだけ具体的にお書きいただいておりました。
 インターネットで探している内にご希望の条件に合致した方など、経緯は様々ですが、総合満点度10をお書きいただいた方からは
 ①居住地に多少とも知り合いの葬儀社がいなかったこと。
 ②家族の希望で会葬者が最小限のできるだけシンプルな葬儀を希望だったこと。
 ③会社の福利厚生関連の葬儀社は全てパックの葬儀プランだったこと。
 ④なかなか打ち合わせにくい金銭面こそ重要とホームページに記述があったこと等の理由により葬儀社を紹介させていただきたく、連絡させていただきましたとの経緯が記されていました。

 また、同じように満点をいただいた方からはご葬儀について下調べを始めましたが、お母様から「低予算で家族葬」とだけ確認を取られ「インターネットで調べましたが、何を基準に選択するべきか悩み、それがストレスとなるほど途方にくれていた時にセンターのホームページに出会い、私にとってまるで葬儀の百科事典のような存在となって葬儀の流れや注意点を学ぶことができ、しかも必要確認事項をフォーマットに記せば、私に代わって見積りを取ってくれるサービスには助かった」とのこと。
 さらに「担当者には丁寧に対応していただき、同送された手紙にはなぜその葬儀社を勧めるかの理由が細かに記されており、この手紙が一番の安心に繋がった」と詳しい経過もお書きいただきました。

 このようにアンケートに励まされ、叱咤激励をいただく中から、次なる問題点を見つけ出し、我々も新たなステップを踏むことができるのです。

 今年も皆様のダイレクトな声をお伺いしながら、センタースタッフ一同、更なる挑戦を続けて行きたいと存じます。