花の多い季節です。買い物などで外を歩いていると、ときどきお散歩中の保育園児たちと遭遇するのですが、先日、道端や緑道に咲いている花を見つけては足を止めてしまい、先生に「おーい、歩いてくださーい。」と促されている光景を見かけました。きれいな花は、小さな子供たちの好奇心も引きよせてしまうようです。
先日の事前相談で、ご相談者の方は、「母は花が好きなので生花祭壇にしたいと思っています」とおっしゃっていました。
生花祭壇をご希望される方が増えていると感じていますが、それに伴い、生花祭壇にちからを入れている葬儀社さんも増えてきたように思います。
祭壇のデザインは各社、オリジナルのもので、お花の種類や色はご遺族のご希望により選ばせてもらえたり、花の数を増やしてボリュームを出したり、逆に減らしてこぢんまりと作ってもらったり…。
中には、予算に合わせてご遺族のご要望を織り込みながら祭壇をつくってくれる柔軟性に富んだ葬儀社さんもあります。
以前、葬儀業界のイベントに行った時、某有名華道家の方がデザインした生花祭壇が展示されているのを拝見しました。
それはそれは、ため息が出るほどの美しさで、厳粛な中にも圧倒されるような迫力もあり、「さすがだな〜」と思いましたが、これはいったいおいくらなのか…??と、つい下世話なことを考えてしまいました。
私の知り合いの方は、よく、自分の葬儀の時には南国の花でいっぱいにしたいと言っています。何十年も先のことでしょうけれど、きっと華やかなご葬儀になることでしょう。
生花祭壇は、その方のためだけに造られた祭壇です。生花祭壇を選ぶ際には、好きな花、好きな色などをリクエストしてみるといいかもしれません。