介護施設からのご相談

 先日、介護施設のスタッフの方からご相談がありました。
 ご入居されている方がご逝去され、葬儀のことがわからないのでとのこと。
 ご家族は遠方にいらっしゃるため、地元の事が分からず、ご家族が到着したときに困らないようにしておきたいというご相談でした。

 ご家族が遠方にいらっしゃる場合、葬儀をどこでするかを最初にお考えいただくのが必要になります。

 故人様がいらっしゃるところで行うか、ご家族の地元に連れて帰って、そちらで葬儀を行うか、ということになりますが、これは各ご家族の状況やご希望によってことなります。

 以前、故人様がいらっしゃるところで火葬をし、地元に帰って骨葬をとお考えになられたご相談がありましたが、やり取りをしているうちに、故人様を地元へ搬送し、地元で葬儀を行うことに変更したご相談がありました。
 地元には菩提寺があり、親戚も皆そちらにいらっしゃるとのこと。そのご相談者は、故人様と最期のお別れができる方をお選びになり、遠方へ搬送するということになりました。

 また、九州にいる方が、千葉県でお亡くなりになったお身内の葬儀を、千葉火葬し、九州で本葬することをお選びになられた方もいらっしゃいます。
 離れて暮らしているお身内の万一の時、どこで葬儀をするのがいいか、などのご相談にも対応しています。

自宅葬の場合

 最近、自宅から送り出してあげたい、という自宅葬を希望される方からのご相談が続きました。
 昔ではあたりまえだった自宅での葬儀も、首都圏では今は様々な事情で葬儀式場を使う方がほとんど、という状況ではありますが、ご自宅で葬儀をあげられる状況にあるご家族にとっては、ご本人やご家族の「今まで一緒に生活をしていた家から送ってもらいたい、送ってあげたい」という気持も大きいと思います。
 
 自宅で葬儀をあげたいとお考えの場合には、葬儀社も自宅葬の経験があり、臨機応変な対応ができるところを選ぶことが大切です。
 そして、可能であれば事前にご自宅とご自宅の周辺をプロの目でみてもらうことをお勧めします。

 先日、事前相談でご自宅で葬儀を行うことをご希望になっているご家族とお会いし、お話を伺ってきました。
 ご本人が、ご自身が万が一の時には自宅から送り出してほしいと希望されていらっしゃるとのこと。
 ご家族はできる限り希望をかなえてあげたいと、ご相談されました。
 その後、複数のご紹介葬儀社にご自宅を見てもらい、ご検討されています。

 また、先日ご自宅で葬儀を行ったご相談者も、実際に担当者にご自宅に来てもらい、ご相談されながら葬儀社をお決めになりました。
 そのご相談者からご協力いただいたアンケートでは、「こちらの立場(自宅で行いたい)をご理解いただき、プランニングしてくださったので、ありがたかったです」とのご回答をいただきました。

 ご自宅で葬儀をされたいと考えている方は、可能であれば事前にご自宅を担当者に見てもらうことをお勧めいたします。

3択

 普通の人が頭の中で認識して、きちんと比較できる選択肢の数は3つが限度だそうです。

 葬儀社を探している方で、センターにご相談された方に、ご自身でたくさんの葬儀社から資料をもらったが、どこを選んだらいいかわからないというご質問を頂くことが増えています。
 ネットの上位に出てくる葬儀社のあちらこちらに闇雲に資料請求をして、送られてきた資料の数に翻弄されてしまうケースや、センターへご相談され資料請求をしてみたが、必要以上の資料が送られてきたり、複数からかかってくる葬儀社の電話の対応に追われてどこと何を話したのかなど、どうしたらいいかわからなくなってしまったという方も少なくありません。

 ただ、きちんと比較できる数を3つに絞ると言っても、ネットに山ほど出てくる葬儀社を適当に3つに絞ればいいというものでは無いと思います。

 一番大事なことは、ご相談者のご要望をできるだけ叶えてくれるところから選ぶということが大事になります。

 センターでは、お話を伺い、伺った状況、ご希望から、まずこちらで絞ってから(センターのフィルターをかけます)ご紹介させて頂き、そこからご相談者ご自身に合う・合わないなどを含めてご検討いただいています。

 たくさんある可能性の中から選びたいという心理も分からないわけではありません。
 実際、時間と気持ちの余裕があれば、山ほどの情報の中から吟味して選んで満足できるかたもいらっしゃるでしょう。
 ただ、普通に生活している人が、きちんと比較するためにはそもそも最初の段階で選択肢は多くない方が良く、その前に、安全なフィルターがかかっていれば安心の中から合うものを選ぶことができるのではないかと思います。

担当者もそれぞれで・・。

 センターへご相談いただいたご相談者の方から伺った話しなのですが、以前、お身内の方の余命宣告を受け、葬儀社に事前相談をされた際に残念な対応をされ、担当者をかえてもらったというご経験があったと伺いました

 最初から丁寧すぎる見積りが出てきて費用のたかさにびっくりした、また、その担当者はアポなしで家にきて様子を聞きに来たそうです。
 事前相談をされるご家族の気持ちを考えることなく、自分の利益だけを考えて対応する担当者の心ない行動に、ご相談者も「この人は何を考えているんだ」と憤りを感じたとのことでした。

 幸い、以前同じ葬儀社に葬儀を依頼したご親戚がいらっしゃり、その時の担当者は要望を聞き入れ、納得のいく費用と内容で葬儀ができたと言っていたとのことで、担当者をかえてもらい、無事に納得のいく葬儀をすることができたそうです。
 担当者でこうもかわるものなのか、ということをご経験されたことで、この度センターへご相談いただき、積極的にご紹介葬儀社の担当者とご面談し、ご相談を進めていらっしゃいます。

 同じ葬儀社内でも担当者によってその対応は異なることがあります。また、担当者の性格、雰囲気なども違いますので、事前相談をされる場合には可能な限りでけっこうですので担当者と直接お会いいただきたいと思っています。

 穏やかなタイプを好む方や、ざっくばらんな話しやすいタイプを好む方、几帳面すぎるくらいの対応を求める方・・など、ご相談者の求めるタイプも様々だと思います。

 ご相談も、メールでのやり取りでは、ご相談者がどのようなタイプを求めているのかは分かりづらい部分もありますが、文面やご要望などから出来る限り汲み取って、ご紹介させて頂いています。

インフルエンザにお気を付けください

 私ごとですが、先週の半ばからインフルエンザBにかかってしまい、昨日までほぼ寝たきりで過ごしていました。
 今はやっと熱がさがり、あと少しで完全に回復できるくらいまでになりましたが、インフルエンザは高熱だけでなく、体中(私はお腹の中や口の中までも)が痛くなるので、熱で寝たきりだった期間は寝返りもうてず、本当につらかったです。

 今回、夫と私が数時間差で発症したのですが、娘は元気です。
 今まで、親のどちらかがインフルエンザになると必ず娘にも移ってしまっていたのですが、今回はまったくその様子もなく、仕事に行ったり遊びに行ったりしています。
 娘曰く、毎日往復2時間半の徒歩通勤と、ビタミンCのドリンクを欠かさず飲んでいるからじゃないか、とのこと。
 やはり、体力があれば、もし感染していたとしても気付かないうちに自分の体がウィルスをやっつけてくれるのかな、と思いました。

 今回、まず困ったことは、夫が病院に行っている間に、私の熱がどんどん上がり、夕方夫が帰ってきた時点で私がダウン。
 夫は自力で車を運転して病院に行くことができましたが、さあ、私はどうやって病院に行こうかと・・足がないのです。
 元気ならば歩いて12〜3分の距離でも、さすがに39度近い高熱ではたどり着ける自信がなく、タクシーを使ったとしても、病院のあたりはあまりタクシーが通らない道なので帰ってくるのがまた大変・・・。
 結局、翌日夫に車で連れて行ってもらったのですが、一人暮らしで近くに頼る人がいない状況だったら本当に大変なことだと思いました。

 インフルエンザはまだまだ猛威を振るっています。
 どうか、皆様出来る限りの予防をして、かからないように、お気を付けください。

気付かぬうちにオプションが?

 先日、スマートフォンの機種変更に行ってきました。
 窓口で見積もりを作ってもらい、一つ一つ説明してくれたのはいいのですが、あたりまえのように「オプション」が入っていて、しかもオプションの説明は流れるようにするっと。次の説明に進んでしまったので、とりあえず一旦話しを切って確認したところ、オプションはカバーと保護フィルムとSDカードだと。
 選ぶ段階で気が付くものではありますが、あまりにも自然な流れで説明をされたので、落ち着いた状態でなければ気が付かなかったかもしれません。

 葬儀のトラブルで、「よくわからないものが請求に入っていた」というのはよく聞く話しですが、お身内のご不幸で気が動転していたり、焦らされたりなどの状況の場合、不要なオプションのことも担当者は簡単に説明していても、ご家族は気が付かないこともあるかと思います。
 葬儀のオプションは万単位の高額なものもありますので、受け取った見積りはその場で確認、不要なものに気が付いたら、その旨を担当者に伝えて外してもらうことも必要かと思います。

 スマートフォンのカバーや保護フィルムなど、単価の高くないものであっても、いらないものにお金を払うのは気持ちが悪いものです。

 お亡くなりになってから、葬儀社を決める場合には、ご家族以外のご親戚なども同席してもらうとよいかもしれません。

担当者との面談

 先日、センターの賛同葬儀社のお申込みを頂いた社の担当者の方とお会いしました。
 
 センターでは、ご賛同いただく前の段階に、必ず「面談」というかたちで直接担当者とお会いして、話をさせていただいています。

 面談の目的は、センターが紹介葬儀社についてご相談者に説明をする際に一番頼りにしているところです。
 葬儀についての考えや価格帯の話しだけでなく、たわいのない雑談も大切です。

 担当者の特徴もそれぞれで、葬儀社の考え方もそれぞれ、対応の仕方もそれぞれです。
 それを出来る限り把握し、ご相談者のご要望につなげていければと思います。

 

リストに載っているからといって・・

 「葬儀社のリストをもらったんですが、たくさんあってどこを選んでいいかわからなくて・・」とご相談を頂くことがあります。
 市民葬や区民葬で対応できる葬儀社のリストや、葬儀社が入っていない病院でも、ご参考にとリストを渡しているところがあるようですが、社名と連絡先だけのリストで、どのような葬儀社かわからないので、というご相談です。

 たしかに、ホームページを見ても、その社がどのような社かもわからないのに、社名だけ見ても判断するのは難しく、また、どこにたのんでも同じと思われることも多い区民葬、市民葬でも、葬儀社によって担当者の対応の仕方も違いますし、葬儀にかかる『総合計』も違ってきますので、リストに載っているからどこも安心、と考えるのは少し危ない気がします。

 また、今ではリストに入っていない葬儀社でも、同様の価格や熱心なサービスで対応しているところもあります。

 リストに載っているから安心とは限りませんので、できれば候補に挙げた葬儀社がどのような社なのか、ということも併せて調べてみるといいかもしれません。

直接お会いしてのご相談

 年末年始、この一週間はとても短く、あっという間に過ぎてしまいました。

 お正月といえど、ご家族に心配な方がいらっしゃる方にとっては普段と違う気持ちで過ごされたことと思います。

 年末からご相談いただいていた方から、先日ご連絡があり、とても心配な状態になられたとのことで、直接会って話を詰めたいということになり、ご家族とお会いしての対応となりました。

 センターでは、ほとんどが電話やメールでのやりとりで、ご相談者とセンターの担当者の一対一でお話を進めることが多いのですが、ご家族皆様とお会いして、直接それぞれのお気持ちや考えを伺うと、それぞれのお気持ちを聞くことができるので、話の流れも変わってくることがあります。
 メールや電話では伝わりにくい気持ちの部分も、直接お会いして話をすると、お互いに理解しやすくなるように感じました。

 センターでは、事前相談の場合、直接担当者とお会いしていただいたうえでご検討されることをお勧めしていますが、これにも同じような意味があります。
 より、具体的なご要望を伝え、より適した提案をして頂くことがスムーズになるのでは、と思います。
 
 
 

直接問い合わせてみると・・。

 今年も残すところあと2日、当ブログも今年最後の回となりました。

 毎年この時期はやり残してしまっていることや、年始に向けての準備で気持ちは焦るものの、結局マイペースで通常通りに過ごしてしまっています。
 「来年こそは年末に焦らないように、早め早めに!」と思うのですが、そんな思いも時間が経つと自分に都合よく薄れていってしまうので、来年の目標に掲げてしまおう!と思います。
 
 今年も事前・事後共に、葬儀の事で心配されている方のご相談に対応してきました。
 今年私が対応させて頂いたご相談では、「ネットで調べていたけれど、情報が多すぎてよくわからなくなってしまって・・」とおっしゃる方が多かったように思います。

 葬儀のことにかかわらず、調べものからお買い物まで、ネットの情報から自分にとって必要なことはどれなのか、信頼できる情報なのか、などを見極めることが難しくなっていると感じています。
 少し前までは一番参考にできるものだったであろう、「評価」も100%信頼できるものではなくなってきていることもあるようで・・・。

 私もネットを使って色々調べますが、探れば探るほどなにが本当なのかが判断できなくなってしまい、直接大元に聞いてしまった方が正確で早かったという経験が何度かありました。 
 また、直接聞くことで、自分ではあまり気にしていなかったことが意外に重要なことで、それについてのアドバイスをしていただいたり、もっと深い情報をもらえたり、など、早く聞いてしまえばよかったと思う事も。
 自分で調べるには時間もかかるし判断に迷う事もありますが、信頼できるその道のプロに聞けば早いし正確、更にオマケ付きの時もある!と実感しました。
 
 センターも、葬儀社さんと同様に、24時間年中無休でご相談に対応しています。
 もちろん、年末年始も通常通り、メールやお電話でのご相談に対応していますので、何かご心配なことがありましたらいつでもご相談ください。